大阪市城東区で本当にいい家を真面目に考えている平和建設のスタッフです。
新しい住まいを建てる際、外見や内装だけでなく、長期的な視点での設計が重要です。
その中でもLCA(ライフサイクルアセスメント)という概念が、持続可能な住まいづくりにおいて注目を浴びています。
今回は、LCAについて分かりやすく解説し、海外の事例も交えながら、未来を見据えた新築住宅の設計のポイントをご紹介します。
LCAとは?
LCAは「Life Cycle Assessment」の略で、日本語では「ライフサイクルアセスメント」と呼ばれます。これは、製品や建築物などのライフサイクル全体にわたる環境への影響を評価する手法です。つまり、素材の調達から製造、使用、廃棄までのプロセスを総合的に評価し、環境への負荷を把握することを目指しています。

出典:国立環境研究所 循環・廃棄物のまめ知識「ライフサイクルアセスメント(LCA)」
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/mame/20070702.htm
LCAを住宅づくりに適用するメリット
LCAを住宅づくりに取り入れることで、以下のメリットがあります。
・持続可能性の確保: LCAによって、建築物のライフサイクル全体にわたるエネルギーや資源の消費、CO2排出量などを評価し、持続可能な設計を実現します。
・コスト削減: 長期的な視点で設計することで、建物の運用コストを削減できます。エネルギー効率の高い設備や素材の選択により、ランニングコストが抑えられます。
・環境への配慮: LCAに基づいた設計で、環境負荷を最小限に抑えることができます。これにより、地球環境への配慮が具体的な形で表れます。
海外の事例から学ぶ
海外でもLCAを取り入れた住宅づくりが進んでいます。たとえば、「パッシブハウス」などもドイツ以外でもさまざまな認証団体が増え、超高断熱の住宅が注目を集めています。こうした住宅は断熱性の向上やエネルギー消費の削減に徹底的にこだわり、LCAに基づいた設計が行われています。

また、オランダでは「クラドル・トゥ・クラドル」という考え方が広まっています。これは、製品や建築物が使い終わった後も、再利用やリサイクルを前提に設計するコンセプトです。素材のサイクルを閉じることで、廃棄物削減や資源の有効活用を実現しています。
今後、住宅もサステナブルな考え方が進行していきそうです。
LIXILではGROHEブランドで「Cradle to Cradle®」認証取得した製品を販売しています。
実は日本でも入ってきている考え方なのです。

https://www.lixil.com/jp/stories/stories_26/
TOSTEMの樹脂窓「EW」リサイクル樹脂を利用

LIXIL「EW」という樹脂窓。この新しい樹脂窓は、従来の製品と比べて約3倍のリサイクル材使用率を実現しています。また、ガラスと樹脂フレームを簡単に分離できる押縁仕様を採用することで、製品の廃棄時にも資源の有効な再利用を可能な製品です。
LCAを取り入れた住宅づくりは、未来の地球環境を考える上で欠かせないアプローチです。素材選びから設備の選定、設計段階から運用・廃棄までを総合的に見つめなおすことで、地球への負荷を減少させ、持続可能な住環境を築いていくことが可能です。新築住宅を建てる際には、LCAの視点を取り入れた住宅計画を検討ください。