大阪市城東区で健康的な天然素材にこだわりお家づくりをしている平和建設です。
『室温は18℃をキープしましょう。』
WHOが勧告していることをご存知ですか?
また、ドイツでは
6~23時の間、 20℃
23時以降6時までの間 18℃
以下になる家を貸していると一方的に契約解除、または賃料減額の請求ができるそうです。
私の家で調べてみると、玄関周辺ではありますが、17℃でした。ドイツならこの家は貸し出すことすらできないようです。
ドイツの方が寒いのに、家は大阪の方が寒いようです。
と言うことで、この記事ではWHOやドイツが室内温度になぜそこまでこだわるのか?まとめていこうと思います。
前回記事の続きとも言えますが、冬はもう少しで終わります。無事に乗り切りましょう。
そして来年も冬が来ます。
高性能住宅や断熱リフォームを考えてみませんか?
目次 -Contents-
WHOやドイツが室温にこだわる理由
冷たい空気は肺に炎症を起こし、血行を悪くし、ぜんそくの発作や兆候、慢性閉鎖性肺疾患(COPD)といった呼吸器系疾患(respiratory conditions)や感染症(infection)の危険性を増加させる。寒さは虚血性心疾患(ischaemic heart disease (IHD))、冠状動脈性心臓病(coronary heart disease)、脳梗塞(strokes)、くも膜下出血(subarachnoid haemorrhage)を含む、心血管系への影響(cardiovascular effects)を導き得るような、循環器系へのストレスを引き起こす血管収縮(vasoconstriction)をも誘発する。寒さが健康に影響に与えるというほとんどの証拠は、屋外の温度による健康への影響(health outcomes)と関係させた研究による。
http://www15.plala.or.jp/noike/_src/345/00501.WHO%20Housing%20health%20guidelines%202018%20japanes.pdf
このように文頭ではじまります。
英語が混じって読みにくいですが、つまり寒さは体に悪いということだそうです。
その結果、強度:強い勧告が出されています。
ドイツやイギリスなど大阪よりも寒い国では寒さ対策も進んでいますが、暖かい室内で暮らすことは基本的人権とまで言われるようになっています。
慶応大学 伊香賀先生がガイドライン作成
伊香賀先生は健康的に暮らす家研究の第一人者と言われている方で、国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業やゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクトなど健康と住まいにおいて実践的な研究結果を発表されています。
最近はyoutubeでもお話しなられているので、ぜひご覧になってください。
そんな先生がつくられた「良好な温熱環境による健康生活」
https://www.onnetsu-forum.jp/file/handbook.pdf
室内温度が低いと起床時に血圧が高くなる傾向がある。
血圧が高い方は日々血圧が上がらないように努力されていると思います。それが室内温度を上げるだけで解決するならどうでしょう?
温活ともつながることではないでしょうか。
特に女性の方が血圧を抑える効果が高いそうです。
80歳代 11.6mmHg(20℃から10℃)
60歳代 9.1mmHg(20℃から10℃)
30歳代 5.3mmHg(20℃から10℃)
室温が低いと入浴中の事故のリスクが高くなる傾向
低気密低断熱の家では各部屋ごとにエアコンをつけて、使用する部屋だけを暖める傾向があります。
と言うのも全部つけると電気代がかかりますからね。
そのためエアコンの付いていない廊下や洗面所などは寒くなりがちです。
(本当の高気密高断熱の家ではそうならないですが、)
断熱改修をするとお風呂の設定温度が下がり、お風呂の時間も短くなったそうです。
寒い家ではお風呂から出た際に身体が冷えないように芯まで温まってから浴室からでるからでしょうか。
断熱改修でその必要がなくなったため短くなっているようです。
高血圧・糖尿病・聴こえにくいも寒さから引き起こされる
低気密低断熱の家では床付近の温度は下がりやすいと言われています。暖房をかけると暖かい空気は上へ上へ上がっていきます。
そうすると上部にある家のすき間から暖かい空気は逃げていきます。そうすると足元のすき間から外気を引き上げてしまいます。
煙突のようなことが起きることで足元が寒くなる。(煙突効果)
また窓など開口部の断熱性が低いために冷たい空気を足元で気流も起こします。(コールドドラフト)
それらの家では高気密高断熱の家よりも高血圧・糖尿病・聴こえにくいも多いそうです。
断熱リフォームで暖かい家にすることができます。
断熱リフォームをすることで省エネになるということで国から補助金などが手厚くなっています。
カーボンニュートラルに向けて家の省エネ化が推奨されていると言うことですね。
カーボンニュートラルなどは少し大きすぎてイメージがしにくいことかもしれませんが、これらと方向性は一緒ですので、暖かい家に住みたいと願えば、これらの補助金や控除を受けられる可能性があります。
リフォーム工事や新築時に適合した住宅など気軽にご相談いただけたらと思います。
断熱義務化も目の前に来ています。
お早めにご相談下さい。