ウィンターガーデン(サンルーム)のメリット・デメリット

大阪市城東区で健康的な天然素材にこだわりお家づくりをしている平和建設スタッフです。先日長崎の旧グラバー邸に見学に行ってきました。
そこで見つけたのが室内にある植物が多く置かれた屋根まで全面ガラスでひときわ明るい部屋。

他の部屋は直接日差しを入れない工夫をなされているのに、この部屋はやけに光を取り入れようとしていて、その差が顕著にありました。

この全面ガラス張りの部屋のことは「ウィンターガーデン」と呼ばれる部屋のことです。
この記事では旧グラバー邸にて取り入れられているウィンターガーデンについて調べてきました。

パッシブデザイン:エネルギー収集機能

自然エネルギー、特に太陽光を取り入れる用途で使われるウィンターガーデン(サンルーフ)はパッシブデザインと言えるのではないでしょうか。

ただ、ガラスの性能が低いと冬は寒く、夏は暑すぎるといった問題が発生してしまいます。
エネルギーを収集するだけでなく、放出もしてしまうということも。
なので、冬は太陽光を取り入れ蓄熱性のある素材で床材などを使用し、夏は布などで遮光できるようにしておくことで夏にも耐えうる室温に保つことは可能です。

性能の良いガラスにした状態でしたら、太陽光によって暖房負荷を抑えることができます。そして、エネルギーを取り入れる遮るを行うことでパッシブな暮らしにつながります。

まとめ
・自然エネルギーを利用するもの
・必ず性能の良いガラスを使用する。

ウィンターガーデン(サンルーム)の用途

ウィンターガーデン(サンルーム)の用途としては

  • 洗濯干場
  • 植物栽培
  • 室内ベランダ
  • エネルギー取得


などとして利用されています。外部のベランダに洗濯物を干すことが難しいライフスタイルであったり、ほこりや花粉などが洗濯物に付着するのが嫌な方にはお勧めではないでしょうか。

大阪ではバルコニー納まり がおススメ

大阪市内では1階にウィンターガーデン(サンルーム)をつくるスペースは少ないので、バルコニーにおさめるタイプのウィンターガーデン(サンルーム)があります。LIXILではサニージュ造り付け納まりと言う製品がご用意されています。
https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/sunnyge/

これならいつものバルコニーをもっと機能的にできるそうですよね。

※ただし、この製品は住宅の外に設置するため、断熱性はあまりありません。
エネルギーの所得を目的とはしていません。

150年前からの生活の知恵

150年以上前に建てられた日本最古の洋風建築物の旧グラバー邸にも設置されているウィンターガーデン(サンルーム)は長い暮らしの中で必要だった部屋なようです。リフォームでも対応可能になっていますので、パッシブデザインを取り入れたウィンターガーデン(サンルーム)をぜひ、ご検討いただけましたらと思います。

お家が住みやすいと暮らしの質が上がります。
お気軽に平和建設へご相談いただけましたらと幸いです。