注文住宅の融資はつなぎ融資か分割融資か?どっちが有利か??

大阪市城東区で性能とデザインにこだわったお家づくりをしている平和建設のスタッフです。
注文住宅の建設にかかる費用の借り入れには、つなぎ融資か分割融資を利用する方法が一般的です。
この2つには互いに異なるメリットがありますので、注文住宅建築中での資金計画に最適な方法を検討いただく参考になれば幸いです。

つなぎ融資と分割融資の違い

つなぎ融資は無担保ローンで、建築中の支払いに利用し、住宅完成後に住宅ローンで返済します。
分割融資は住宅ローンを分割して受ける方法です。

つなぎ融資でのメリット

つなぎ融資は無担保ローンです。
つまり、抵当をとらない短期のローン。

なので、そんな無担保ローンであることがメリットになります。
建築中の支払いを抑えたい方に特におすすめです。
(分割融資よりも支払額は抑えられることが多い)

つなぎ融資でのデメリット

つなぎ融資の手数料と金利が別途必要になります。
抵当をとらない短期間のつなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高く、工事期間が長期間になる場合は特に注意が必要です。工事が終わるまでに余裕をもって返済計画を立てるようにしましょう。

またこのつなぎ融資には通常の住宅ローンについている団体信用生命保険がありません。
そのため建築中に万が一のことがあった場合は一括返済を求められてしまいます。
別に短期の団体信用生命保険に加入しておくことをお勧めします。

すぽっと団信の紹介

すぽっと団信の紹介
建築工事中の交通事故や病気による死亡・高度障害状態の時、本制度の保険金で建築代金を弁済する団体信用生命保険です。
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分割融資のメリット

住宅ローンを分割して融資実行する方法です。
そのため、メリットは住宅ローンであることに起因していることがあり、金利が住宅ローンになるため、つなぎ融資よりもずっと安くなります。

また団体信用生命保険も住宅ローンなので加入しているので、スポット団信などの別の保険に入る必要はありません。

分割融資でのデメリット

分割融資では実行後、住宅ローンが始まるため毎月の支払額が発生します。
また分割実行手数料がかかるというデメリットもあります。
また銀行によっては対応していないケースなどもありますので、事前に金融機関に確認するようにしましょう。

金融機関によっても少しずつ違う

各銀行によって全く違う融資方法を採用している場合もあります。

例えば、
分割融資の一回目に全額お客様の通帳に振り込まれ、あとの支払い分を凍結し、凍結している分は利息をお返しするという変わった銀行さんもあります。支払いに利用していない融資分の金利を実質0にしています。

まとめ

つなぎ融資と分割融資はそれぞれメリットとデメリットが異なります。つなぎ融資は無担保ローンで支払いを抑えられますが、金利が高く、団体信用生命保険が通常付属していないため、死亡保障には注意が必要です。

一方、分割融資は住宅ローンの金利を享受でき、団体信用生命保険が付属しているため、安心感があります。銀行によっても融資方法が異なるため、資金計画に合わせて最適な方法を選びましょう。

お家づくりの大きな悩みの一つ『住宅ローン』
デザインや使い勝手を中心に考えながら、この住宅ローンにも最適な答えを一緒に探しましょう。
お家づくりの悩みにもお気軽にご相談いただけましたらと思います。