間取りの魅力は DEN で決まる?| 洞穴?ユーティリティな部屋

大阪市城東区で健康的な天然素材にこだわりお家づくりをしている平和建設スタッフです。間取りの打ち合わせをしているとそれってDENで解決するかも?ということが良くあります。

リビングやクローゼットなどの間取り表記に比べると認知度が低いため、間取り時にはその検討を忘れられてしまうことの多いDENですが、注文住宅やリノベーションなど間取りを改めて考える場合にはDENを一度検討に含めてもいいのではないでしょうか?

間取りの使い勝手がすごく変わってきます。
DENがよいのか。他スペースを広くする方がいいのかは暮らし方によって変わってきますので、間取りの打ち合わせの時にお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

DENとは?

DENとは、巣、ほら穴を意味する英語「DEN」からきた言葉で、書斎や趣味を楽しむための部屋という意味で使われる。特に広さや形の基準はなく、隠れ家的な用途を持つ部屋。

SUUMO住宅用語大辞典
(https://suumo.jp/yougo/t/den/)

SUUMOでは上記のように説明されています。
似たものでは
・サービスルーム(採光が不足して居室として認められない部屋、非居室)
・納戸(主に大きな収納スペースのこと、非居室)

などとも混同して使われていることが多く、DENもサービスルームや納戸同様に建築基準法上は非居室となります。

居室と非居室の違い

居室とは「居住、作業、娯楽などの目的のために継続的に使用する室のこと」(建築基準法2条4号)にあたり、「居間」「寝室」「台所」が居室
非居室とは「玄関」「便所」「浴室」「脱衣室」「洗面所」「押入れ」「納戸」「DEN」「廊下」などにあたります。

継続的にその部屋にいることで、採光と換気(建築基準法第28条第1項・第2項)に適合している部屋だけを居室として認められます。

DENは洞穴

DENは室内空間内に窓がない、もしくは小さい窓(室の床面積の7分の1未満、建築基準法第28条第1項不適合)の部屋のことで、洞穴のようですよね。
(洞穴に入ったことはないのですが、、)

DENは準備が大切

洞穴のようなスペースをどう活用するか?
はっきり決まっていないのがDENの特徴ともいえます。

例えば書斎、家事室、子ども部屋など。
ライフスタイルに合わせてフレキシブルに用途を変えることを前提とも言えます。

そのため、もしかしたら非居室ながら長い時間過ごすかもしれない。
デスクトップパソコンやプリンターなどの機器を持ち込むのでコンセントや照明を多めにつけておく方がいいかもしれない。

など、DENはスペースや空間だけでなく用途が不確定なことをみこした準備が必要になってきます。

DENとサービスルーム、納戸の違い

そのため、混同されてやすいサービスルームや納戸とは少し違ってきます。
サービスルームは採光のとれない居室としての役割が多く、マンションなどでは子ども部屋などに使われることが多いようです。

また納戸はあくまで大きな収納スペースから拡大解釈されているので、コンセントや照明などが足りないなど長い時間を過ごすことを考慮されていないことも考えられます。

ライフスタイルは変わる。だから自由度の高い部屋が必要

10年前と今は同じライフスタイルをしているでしょうか?
もしかしたら10年前にはいなかった子どもたち。
仕事は家庭に持ち込まないと話していたかもしれない。
10年前にはそもそもご夫婦になられていなかったかもしれない。

それほどに急激なライフスタイルの変化があった過去10年と同じように今後10年間にも何かしらの変化があるかもしれません。

そんなライフスタイルの変化や暮らし方に『用途が不確定』というDENの自由度の高い性格が変化に対応できそうです。

お家にフレキシブルな部屋があること。
それが豊かに暮らし、暮らしの無理をなくし、不満を減らすことにつながるのかもしれません。

せっかく注文住宅だからこそ、
120点を目指してみませんか?

大阪市内であれば平和建設にご相談してください。
市内の敷地に制限がある中でご一緒に最適な間取りを考えていきましょう。