電気代高騰と住宅高性能化について|パッシブハウスのドイツ住宅から考えられること

大阪市城東区で健康的な天然素材にこだわりお家づくりをしている平和建設です。
色んなものが上がってますが、特に電気代が、、
先日ヤフーニュース https://news.yahoo.co.jp/special/over-power-crunch/index.html
に1年間の電気代の推移が掲載されていました。

https://news.yahoo.co.jp/special/over-power-crunch/index.html

これでもまだまだ電気会社は燃料費高騰を吸収できずにいるそうで、燃料費が下がる気配もないので電気代はまだまだ上がるのだそうですね。

そんな中、住まいは電気代高騰にあがなう家は建てられるのか?
すこし検証していきたいと思います。

電気代高騰が響かない住宅とは、、。

電気代高騰に響かない住宅と言えば、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が代表格ではないでしょうか?

日々暮らすために必要なエネルギーを省エネ技術と断熱技術で消費エネルギー量を減らし、太陽光発電システムでエネルギーを創り出し、年間の一次エネルギー消費量を0にするというお家です。今後、このZEHが義務化されるかもしれないということはご存知でしょうか?

今は高性能住宅ですが将来的には義務化(一部は2025年から予定)され、この性能以下は不適合住宅に転落する可能性もあるのです。

住宅先進国 ドイツでは日本より圧倒的に高い電気代

2002年、ドイツは原発撤退を宣言し、以降、再生エネルギー賦課金など税金を増やし、ともなって電気代が高騰していきました。
特に2000年~2012年の電気代高騰は2倍になるほどの高騰。

多くの不満が出たのでないかと調べると当時の首相はメルケル元首相
すごい人だったんですね。

(出典)ドイツ連邦エネルギー・水道事業連合会(BDEW)、電気料金分析2021年1月 より三菱総合研究所作成
https://www.fepc.or.jp/smp/library/kaigai/kaigai_topics/1260470_4815.html

電気代の高騰するドイツの住宅事情は高性能化されていく

そんなドイツの住宅はかなり高性能化が進められていて、2010年でプラスエネルギーハウスなどでは日本より日射日数が少ないであろう太陽光エネルギーでプラスに転じさせるほどに性能が上がっている。

出典:一般社団法人日本エネルギーパス協会

勉強不足でドイツの住宅をUA値で計算したことはないのですが、10月1日に新設される断熱等級6,7ではそれぞれ暖房費を55%、70%を削減するシミュレーションされているので、住宅の断熱性能向上が電気代の支払いを抑え込んでいるのは間違いなさそうです。

1年間で2000円以上電気代が上がった。

冒頭のヤフーニュースで紹介したグラフのモデル家庭では月あたり2000円以上上がっています。
これを住宅ローンで考えると100万円借入額を増やしたのと同じぐらいになります。(期間35年 金利0.6% 約2600円UP)

今後も電気代が上がることを考えるならば、電気代高騰にあがなえる住宅を改めて考えていく必要がありそうです。

未来の資産になるように

家づくりを考えるうえで、蓄電池や太陽光パネルは後からでも載せられる。
パワーコンディショナーの保証期間は10年程度。

これらの設備は未来にはやり替えている可能性がある。
しかし、窓や断熱などは、簡単には取り換えられない部分。
だからこそ、この窓と断熱にしっかりとこだわった家づくりを行なうことで未来にも恥じない資産的価値のある将来も不適合な家にならない家になるように考えていきたいですね。

電気代高騰にあがなえる住宅は電気代がかかりにくいお家と言うのが結論かなと思います。

電気代が2倍になっても、うちは大丈夫かな。と思えるそんな家を一緒に考えてみませんか?