ZEHを超えるLCCM住宅をお考えの方へ

大阪市城東区で健康的な天然素材にこだわりお家づくりをしている平和建設スタッフです。ZEHの次は何か?そんな話が本格化しているようです。

と言うのも2025年にはすべの新築住宅が省エネ基準への適合(断熱等級4)が義務化され、ZEHが2030年義務化が予定されており、ドイツではすべての建築物(歴史的建築物以外)に太陽光パネルを設置義務化が決まり2024年末までに、技術的に利用可能な屋根面の全てに太陽光設備設置を目指すと日本だけでなく、世界的に住宅の高性能化に勢いが増しています。

そんな中、ZEHの次はLCCM住宅と言われています。
この記事ではLCCM住宅を中心に、ZEHにはなかった概念、ライフサイクルアセスメントについても考えていきたいと思います。

LCCM住宅 - ライフサイクルカーボンマイナス住宅

LCCM住宅はZEHを超え、国の認証でもっとも最上位住宅です。
さぞ、すっごい性能なのだろう、、と考えがちなのですが、実はそうではないのです。

LCCM住宅よりも耐震に優れている住宅もあれば、
LCCM住宅よりも断熱性能に優れている住宅もあります。

ではLCCM住宅が何が最上位なのかと言うと、
『ライフサイクルCO2評価の結果0以下』になるところです。

つまり、
企画設計から資材調達、施工、運用、改修、解体に至るライフサイクルで必要になるエネルギーの消費をCO2発生量を換算して、太陽光パネルでの創エネルギーで差し引き、何十年もの結果0以下になる住宅のこと。

まだわかりにくいですよね。
もっと簡単にいうと
家を建てて普通に暮らしているだけでトータルCO2が削減を超えてマイナスになるような家のことです。

LCCM住宅は高耐久性も大事!トータルCO2もマイナスに

・イニシャルは安い。けどすぐ劣化してしまうもの
・イニシャルは高い。けど長く使えるもの

本革と合皮がそれにあたりそうです。本革よりも安く買える合皮はいくつかの種類に分かれているそうですが、合皮のソファで3年~7年くらいと言われているそうです。
水分がつくと加水分解によってよりはやく寿命が来てしまいそうです。

早く寿命がきてしまうものはイニシャルは安いのですが、買い替えのサイクルも早くなりがちです。住宅においても高度経済成長期においては買い替えサイクル優先のお家が多かったように思います。

塩化ビニールでの壁紙が日本でこれほどまでに普及しているのもその名残りでしょうね。
ライフサイクルCO₂という観点から見ると『ライフサイクルCO2評価の結果0以下』になりにくくなってしまいます。

LCCM住宅はすぐ悪くなるものを極力使わずに、メンテナンスにかかる費用を抑え、建て替えサイクルも大幅に抑えることで『ライフサイクルCO2評価の結果0以下』にするという耐久性も求められています。

LCCM住宅とZEHの違い

LCCM住宅とZEHの違いはその性能の違いです。
ZEHは年間を通して、暮らしのエネルギー収支ゼロにする家
LCCM住宅は住宅の一生におけるエネルギーやCO2収支をゼロにする家です。

ZEHよりも追加で大きな4KW以上が必要になりますので、屋根がある程度確保できる敷地でないと難しいかもしれません。
大阪市は日射取得などで雪が降る地域よりは有利ですが、周辺環境・敷地状態が関係してきますのでお気軽にご相談いただけましたらと思います。

将来にわたって住宅性能が不安にならない住宅へ

SUUMOの引用ですが、売却が伴う住み替えで理由をあげておきます。
1位.子どもが独立して夫婦2人になったから 27.2%
2位.家が老朽化したから        24.3%
3位.バリアフリーなど老後の安全性を考えた住まいに移りたかったから 22.3%

「1位 子どもが独立して夫婦2人になったから」と言う理由はすごく前向きな住み替えですが、2位と3位は住宅自体の不安にかられた理由のようです。

せっかく建てる家の場合は将来にわたって不安になることがないお家を考えたいですね。
ずっとここちの良い家を考えてみませんか?

わたしたち平和建設は性能・品質・デザイン・コストのバランスがとれた、「ひとりひとりに寄り添った住まい計画」をご提案いたします。
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